ASIAN KUNG-FU GENERATION
Tour 2008「ワールド ワールド ワールド」--------------------------------------------------
6/7(sat) @高松オリーブホール
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音に身をゆだねていると、
普段使われることのない脳の一部が刺激されているのが分かる。
普段なら少しばかり不快に感じるはずの、
SOLD OUTでパンパンの会場やそこに詰め掛けた人々が発する熱、
そして彼らの撒き散らす汗でさえも、その夜は不思議ととても心地よく思えた。
全国約30ヵ所を回るツアーも折り返しを迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION。
昨年、MbSでの貫禄のステージが記憶に新しい彼らの約1年振りとなる四国ライブとあって、
開演前から既にオーディエンスの期待感はハンパない。
ツアータイトルにもなっている『ワールド ワールド ワールド』でライブの幕が上がれば、
まるで水を得た魚の様に生き生きと音の波間を泳ぎ始めるオーディエンス。
あぁ、そうか。彼らはこんなにもアジカンの音楽に飢えていたんだ。
そう思わずにはいられない瞬間だった。
Vo.&G.後藤は、沸き立つ会場を嬉しそうに一瞥し、
彼らを挑発するかのごとく時折ギターを高く掲げる。それに応えるように会場は益々ヒートアップ。
まさにそんな掛け合いの繰り返し。
終盤、ライブ仕様にアレンジされた『惑星』が始まると、
曲のイメージにぴったりのエキセントリックな照明とあいまって、
まるで宇宙空間を旅しているかのような錯覚も。
曲は私たちを乗せるスペースシャトル、そして彼らは旅先案内人。
そう、彼らが連れて行ってくれるのは、いつも新しい場所なんだ。
アンコールで徐に「もうすぐ、夏ですね」なんて呟いて
『夏の日、残像』を奏で始めると、憎すぎる演出に涙を流して聴き入る人もちらほら。
2時間弱という短い時間だったけれど、
この日の高松の夜は確実にアジカン・ワールドになっていたし、
アジカンもまたこの夜を最高に楽しんでいたと思う。
ふと空を見上げた帰り道、
彼らの届けてくれた音楽がとても鮮やかな残像となって心に刻まれているのに気がついた。
やばい…この残像、しばらく消えそうにないな。